中間利息控除を複利計算でするときの係数のこと。
複利とは、元本と前についた利子をあわせた金額に対して利子がつく計算方法です。
中間利息については、単利式の新ホフマン係数と複利式のライプニッツ係数があり、かつては、いずれを使用するかは各裁判所によって取扱いが分かれていました。
平成11年の東京地裁・大阪地裁・名古屋地裁の交通事故集中部の協議での「交通事故による逸失利益の算定方式についての共同提言」(判例タイムズ1014号62頁)により、
3地裁は平成12年1月1日以降に発生した事故については、年5分割合によるにライプニッツ式により中間利息を控除する事で統一することとしました。
他の大多数の訴訟事例でもライプニッツ係数を用いて算定されています。
また、自賠責保険の支払基準でもライプニッツ係数が採用されています。
参考:中間利息控除/新ホフマン係数
交通事故損害賠償MAX>交通事故関連用語集>ライプニッツ係数