嘆願書偽造の男を逮捕

神戸新聞：嘆願書偽造　有印私文書偽造容疑でたつのの男逮捕　＊ウェブ魚拓
　交通事故の相手から預かったと偽り、自分に対する刑事処分の軽減を求める「嘆願書」を偽造したとして、たつの署は４日、有印私文書偽造・同行使の疑いで、たつの市神岡町田中、無職谷達彦容疑者（６４）を逮捕した。
　逮捕容疑は６月８日、たつの市内の農業男性（６６）名義の嘆願書を偽造し、同署に提出した疑い。
　同署によると、谷容疑者は昨年１１月、自宅近くの市道で乗用車を運転中、軽トラックと正面衝突。乗っていた男性と妻に重傷を負わせ、自動車運転過失致傷の疑いで書類送検された。
　偽造した嘆願書には「示談が成立しているので寛大な処分を求める」などと書かれていたといい、同署の調べに、谷容疑者は「処分を少しでも軽くしたかった」と容疑を認めているという。

嘆願書（たんがんしょ）
「嘆願」とは事情を詳しく述べて熱心に頼むこと、です。
交通事故の刑事処分において加害者が減刑のために、被害者に書いてもらい、提出することがあります。

しかし、軽い事故ならともかく、重傷事案などでは被害者から非常識と言われることもあるでしょう。