逸失利益の計算をする際に用いられることが多いです。
たとえば、家事従事者の休業損害や後遺障害による逸失利益を計算する際には、女子労働者の平均賃金を基礎として算定するため賃金センサスを使います。
兼業主婦で給与所得が女子労働者平均賃金を下回っている場合にも、やはり女子労働者の平均賃金を基礎として休業損害や後遺障害による逸失利益を算定します。
賃金構造基本統計調査・平成１８年［全国産業大分類］
第１表（年齢階級別きまって支給する現金給与額、所定内給与額及び年間賞与その他特別給与額）
産業計・女子・学歴計
きまって支給する現金給与額 238,600円…(1)
年間賞与その他特別給与額 569,300円…(2)
「きまって支給する現金給与額」を12倍し、「所定内給与額及び年間賞与その他特別給与額」を足せば、年収額を求めることができます。
年収額…(1)×12ヶ月＋(2)＝3,432,500円
１日あたりの金額…3,432,500円÷365≒9,404円となります。
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